カメムシの臭いには毒がある?人を刺すことはあるの?




臭いで有名なカメムシですが、あの非常に臭いニオイに毒はあるのでしょうか?

そして、カメムシに毒があるなら、私たちにどのような影響を及ぼすのでしょう。

 

蚊や蜂のように、私たち人間を刺したりするのでしょうか?

これまではカメムシの臭いニオイが嫌いというイメージだったので、臭いの他に私たちにどんな悪影響があるのか興味があります。

 

カメムシの毒性や人を刺す可能性など、カメムシについて分析してみました。

 

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カメムシの臭いニオイと意味

カメムシの臭いニオイを例えるなら、非常に青臭いキュウリまたはパクチーの香りですね。

この臭いニオイの主成分はトランス2-ヘキセナール、別名青葉アルデヒドと呼ばれています。

 

この臭いニオイはカメムシの武器であり保護神ともいえますね。

 

カメムシが臭いニオイを出すのは、

  • 敵から身を守る防衛のため
  • 敵への攻撃・反撃のため
  • 敵から逃げる時間をつくるため
  • 仲間へ危険信号を送るため
  • 仲間を集めるため

など、カメムシは生存するために臭いニオイを放っています。

 

カメムシの臭いニオイについて詳細を知りたい方はこちらを参考にしてください↓↓↓

カメムシが臭い理由!ニオイはどこから出てくるの?

 

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カメムシの臭いには毒がある?

実は、カメムシの臭いには毒があります

カメムシのニオイはただ臭いだけではないのです。

 

そこで、

  • どのような毒性があるのか
  • どのような危険が潜んでいるのか
  • どのように対処すればいいのか

について、まとめてみました!

 

カメムシの臭いニオイの毒性

カメムシの臭いニオイの主成分「トランスー2ヘキセナール」の毒性は、臭いを超えた危険物なのです。

 

この「トランスー2ヘキセナール」は、キュウリやトマトなどの植物にも微量含まれていますが、消防法によると「第4類危険物第2石油類」という危険な成分となっています。

 

カメムシの毒性は脂肪族で親油性(※)・揮発性が高いという特徴があります。

 

簡単に言うと、蒸発しやすく油に溶けやすい性質なのです。

 

※親油性(しんゆせい)とは

脂肪や油に溶けやすい性質。親油性の高い物質は人体や繊維などが持つ親油性の部分になじみ易く、水との親和性は低い。このため、親油性の高い物質は水で洗い流すことが困難なのです。

 

臭いだけでなく毒素・危険物

臭いニオイの成分「トランスー2ヘキセナール」は、臭いを超えた危険物なのです。

カメムシの臭いニオイは、想像以上に危険な毒性があるので、気を付けましょう。

 

人間への害

私たちはカメムシのニオイを嫌っているだけなのですが、実はカメムシのニオイの成分は人体にも悪影響があるのです。

 

特に、アレルギーを持っている方は臭いニオイを嗅ぐことで紅斑が出たりします。

 

虫への害

ある方がクサギカメムシが入った小瓶に大型のスズメバチを入れて実験しました。

 

結果は、大型のスズメバチは小瓶に入って間もなくもがきだし、パニックを起こし、全身が痙攣(けいれん)し、動かなくなりました。

 

 

カメムシの毒なんてと軽視していた私は、大変驚きました。

カメムシ恐ろしやです。

 

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カメムシの毒の危険と対処方法

他にもあるカメムシの毒による危険とその対処方法について紹介しますね。

 

カメムシが目に入る

カメムシが目に入るなんて、想像しただけで恐ろしいし痛そうです。

 

そして、カメムシが目に入るということは、カメムシ汁も目に入ることになります。

カメムシ汁が目に入ると激痛がはしります。

 

それはまるで「ガソリンや石油」が目に入った時の痛さと同じです。

 

症状

カメムシなどの虫は私たちに突進してくる傾向があります。

結果、カメムシなどの虫が目の中に飛び込んで来たら、とっさに目を閉じますよね。

 

小さな虫などなら、まあ少々ゴミが入った程度の不快感で終わります。

が、カメムシが目に入ったら大変です。

 

経験がなくても、思い浮かべただけでゾッとしますし、激痛ですね。

 

カメムシ汁が目に入ったら

  • とても痛く、しみる
  • 場合によっては腫れることも
  • ドライアイで目が乾いていたり、コンタクトレンズなどで目に傷があったりすると、通常よりも痛みの症状が強くでる場合も

 

対処方法

まずは、すぐに水で洗い流しましょう

カメムシの臭い毒であるトランスー2ヘキセナールという成分は、目を失明させるほどの毒性はないといわれています。

 

が、目に入ったら気持ち悪いので、まず先に水で洗い流すことをおすすめします。

 

  • 水で洗い流すと痛みが取れ、腫れないケースが多い
  • 1~2日ほど様子を見て、他に症状が現れなければ放置しても大丈夫
  • 水で洗っても痛みや腫れがひかない場合、眼科での診察が必要

 

一番心配なのは野生に生息している生き物はどんな細菌を持っているかわかりません。

ウイルス性の結膜炎など目の感染病などの可能性も0とは言い切れないでしょう。

 

※目に入ったのではなくても

不意にカメムシに触ってしまった手で目をこすったりすると痛みが出ることもあります。

カメムシに限らず、野良猫や野良犬などに触れた手を洗わずに目などをこするのはとても危険です。

 

カメムシの臭いが手や足にかかった

カメムシが大量発生する季節では気づかずに手で触ってしまったり、素足で踏みつぶしてしまったりします。

 

また、追い払おうとして逆にカメムシ汁をひっかけられたりもしますね。

 

皮膚の弱い方だとやけどのような炎症を起こす場合もあります。

人体に有害な物質であることは間違いありません。

 

症状

あの臭いカメムシ汁が不意に手や足についてしまうと・・・

  • ヒリヒリと痛む
  • 赤やオレンジに変色、あざのようにかぶれる
  • 皮膚が弱い方やアレルギー体質の方は、まれに皮膚炎を起こすことも

 

対処方法

カメムシの毒は石鹸で洗っても中々落ちにくいですし、臭いニオイが残ります。

 

前でも紹介しましたがカメムシの毒性は親油性といって、油に溶けやすく水に落ちにくい性質をもっています。

 

カメムシ汁がかかった部分は、

  • 食器用洗剤(中性洗剤)で洗い流す
  • オリーブオイルやサラダ油など食用油を馴染ませると臭いを除去できる

 

痛みや腫れたりしたら、

  • ヒリヒリとやけどのような感覚に襲われたら、患部を清潔に洗った後に虫刺され用のクリームやオロナインなどを塗って様子をみる
  • 痛みや腫れが長引くようなら病院で診察してもらう

 

食器用洗剤は油を落とすために界面活性剤が入っています。

食器用洗剤で洗うと驚くほど簡単にカメムシの臭いニオイが取れます。

 

が、臭いニオイは取れても、皮膚に色素が沈着してしまい色が取れない場合もあります。

色素は、自然に消えるまで待つしかないようです。

 

洗濯物に潜在していたカメムシに汁をかけられた

洗濯物に潜んでいたカメムシに被害にあうケースもあります。

カメムシは洗濯物の裏側に付着することも多く、取り入れるときに見落としやすいのです。

 

また、シーツ・タオル・枕カバーなどに潜在する場合、中々発見できません。

気づかずに使ってしまい、首筋や顔や背中などにカメムシがあたり、汁がかかってしまうのです。

 

洗濯物にカメムシが付着するのを防ぐには、

  • 洗濯物を取り入れるときは裏までしっかりチェックする
  • 取り入れた洗濯物はすぐにタンスなどに収納する

 

皮膚の薄い場所(目の周りやデリケートゾーン)などは症状が悪化しやすく、痛みは何日も続くようです。

 

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カメムシは人を刺すことがある?

カメムシの臭いニオイに毒性があることには驚きましたね。

でも、カメムシの人への悪影響は、臭いとその毒性だけではないのです。

 

ごく稀(まれ)に人を嚙むカメムシもいるんですよ。

 

嚙まれるというよりも刺される

養分を吸汁して生息しているカメムシの口はストロー状です。

なので、「噛む」でなく「刺す」というほうが的確ですね。

 

カメムシに刺されると非常に痛く、傷跡が残ってしまうこともあるんですよ。

 

カメムシに刺されるとは?

日本に生息する主なカメムシは植物の葉や茎・果実などから養分を吸汁して生きています。

なので、一般的なカメムシは人を刺すことはありません

ただ、一部のカメムシが人を刺す可能性はあるので見てみましょう。

 

勘違い・間違い・反射的に刺す

例えば、セミです。カメムシと同じような口をしているセミも、人を刺すことがあるんです。

 

恐らくは、セミが勘違いをして、間違えて刺してしまうのだと思います。

これは、カメムシも同じようなことが発生するのです。

 

これは草食性のカメムシの場合です。

 

肉食性のカメムシは人を刺す

サシガメ科のカメムシは、昆虫や脊椎動物の体液を吸汁して生息しています。

当然、私たち人間も刺され血液を吸汁されます。

 

特に、中南米に生息する「人を刺すサシガメ」は感染症の媒介をするので非常に怖い虫の一つです。

 

サシガメの詳細

サシガメの主食は昆虫の体液で、まれに人の血を吸うことで生きる種類も生息しています。

そして、この吸血行為から感染症を引き起こす可能性があるのです。

 

サシガメは見た目も鋭い口をもち、危険な存在です。

 

サシガメの種類は多く、世界中で6500種類・日本では50種類が生息していると言われています。

 

特徴としては、

  • 主食は他の昆虫
  • 植物には無害なので、益虫としても知られている
  • 落ち葉の裏・桜の木などを好んで潜んでいる
  • サシガメに刺されると蜂に刺されたように痛い
  • 中南米で刺されると、シャーガス病という感染症の危険

 

刺された時の対処

感染症の危険のあるサシガメは、日本には生息していません。

でも、日本に生息しているサシガメも人を刺します。

 

もし日本に生息しているサシガメに刺されたら・・・

  • 痛む原因は刺されたときの傷または消化液
  • 刺されても毒性はないので、命に関わることはない
  • 刺されてしまったら、傷口を消毒して様子をみる
  • 2日ほど痛みが続く場合もある
  • 気になるようなら皮膚科などを受診する

 

日本に生息しているサシガメやほかのカメムシは、刺したときの毒性は強くないので心配しなくて大丈夫です。

 

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まとめ

臭いニオイで嫌いだったカメムシの驚くべき真の姿を知ったような気がしますね。

 

その危険と恐ろしさは

  • 臭いには毒性があり、その毒はニオイと汁によって人を害する
  • ストロー状の口で人を刺す、中南米では感染症の危険もある

と、このように、毒ガス・毒汁・激痛・感染症のリスクがあるのです。

 

カメムシの生態を知ることで、避けられる危険は可能な限り回避したいものです。

 

木や雑草のある場所では、肌の露出を極力避けるなど意識することが大切ですね。